小型車・軽自動車を中心にOEM車が数多く出回る自動車産業。例えばトヨタ自動車の「ライズ」はダイハツ工業からOEM供給されたもので、ダイハツ「ロッキー」は兄弟車となる。 開発・製造の効率性を高めるOEMだが、自動運転開発においては「ODM」に注目が集まっているようだ。 ODMとはいったい何なのか。OEMとの違いを解説しながら、自動運転分野での活躍が見込めるODM企業を紹介していこう。 ODMは「Original Design Manufacturing」の略で、依頼主の注文に応じて製品を設計・生産する意味合いで使われることが多い。同様の略語に「OEM(Original Equipment Manufacturing)」があるが、こちらは依頼主の注文に応じ、あらかじめ用意された設計通りに生産することを指す。 OEMが依頼主の注文にすべて依存するのに対し、ODMは供給する製品の設計も担うのが一般的だ。例えば前述のトヨタのライズはOEMとなるが、仮にトヨタがダイハツへ「小型SUVを作って」と依頼し、ダイハツが新車の開発設計を行った場合、定義上ライズはODMとなるのだ。 設計を任されるODM企業は、高い開発能力を持っていることが条件となる。それゆえ、委託生産に留まらず自社ブランドを持ち、マーケティングを通して積極的に製品の設計を提案したり、自ら市場化を図るケースも多い。 近年精密化・多様化する電子機器などの製造においては、特定分野に高い技術を持つ他社に開発・製造を任せた方が効率的な場面が増加してお...